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アウディは、ジュネーブ国際モーターショーで新型のAudi RS3 Sportbackを、発売に先駆けて公開する。Audi RS3 Sportbackは、量産車としては世界一パワフルな5気筒エンジンである2.5 TFSIを搭載。このエンジンは、先代ユニットより33hp高い294kW(400hp)のパワーを発生する一方、アルミ合金製のクランクケースを採用し、重量を26kg削減している。480Nmの最大トルクは、1,700rpmという低回転から発生し、そのまま5,850rpmまで維持され、Audi RS 3 Sportbackは0-100kmをわずか4.1秒で加速する。サウンドは、隣り合った気筒と離れた気筒が交互に爆発するというアウディ5気筒特有の点火シーケンスから生み出され、電子制御により通常250km/hに制限されている最高速度は、オプションで280km/hまで引き上げることができる。

2.5 TFSIの強大なパワーは、7速Sトロニックとquattroフルタイム4輪駆動システムを介して路面に伝えられ、電子制御油圧式の多板クラッチが前後のアクスルに、駆動力を可変配分する。quattroシステムの制御は、ステアリング、Sトロニック、エンジンマネージメント、エグゾーストの可変フラップ、オプションのアダプティブダンパーコントロール付きRSスポーツサスペンションの制御とともに、Audi RS3 Sportbackに標準装備されたアウディドライブセレクトに統合される。ドライバーは、アウディドライブセレクトに設定されたcomfort、auto、dynamicのモードのいずれかを選択でき、各コンポーネントの特性を好みに合わせて調整する事が可能。


エクステリアは、光沢ブラック仕上げのハニカムグリルを備えたシングルフレームグリル、大型エアインテーク、張り出したサイドシルトリムなどにより、強大なパワーが誇示されている。フロントエンドは、バンパーに設置された新デザインのブレードにより、ボディの幅広感が強調された。このブレードは、両端の部分で細いファンネル状に直立。リヤビューは、スタイリッシュなRSルーフエッジスポイラー、デュフューザーインサート、RSエグゾーストシステムの楕円形の大型テールパイプなどが特徴となっている。シングルフレームの下端に装着されたquattroのロゴが、ハニカムグリルとテールゲートに設置されたRS3のエンブレムとともに、ダイナミックな外観を演出している。

インストルメントクラスターの2つの丸形メーターは、ブラックのベースに、赤い指針と白いスケールが採用された。中央に配置されたドライバーインフォメーションシステムは、ブースト計、油温計、ラップタイマーが追加された。
Audi Sport GmbH最高経営責任者のステファン ヴィンケルマンは、「Audi RS3 Sportbackは、RSという魅力溢れる世界へお客様を誘います。2011年の発売以来、Audi RS3 Sportbackは市場で大きな成功を収めてきました。今回さらにパワーアップした5気筒エンジンを得て、パフォーマンスの面でもクラスの頂点に立ったAudi RS3 Sportbackは、今後も好調さを維持するでしょう。」と語った。

発売時期と価格 Audi RS3 SportbackとAudi RS3 Sedanの注文受付は、「Audi Sport」レーベルにより、2017年4月からヨーロッパ地域において開始され、発売は2017年8月。Audi RS3 Sportbackのベースプライスは、54,600ユーロ、Audi RS3 Sedanは55,900ユーロ。
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アウディ、新型Audi RS 3 Sportbackをジュネーブモーターショーに出品 originally appeared on Autoblog Japan on Mon, 06 Mar 2017 23:00:00 EST. Please see our terms for use of feeds.
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