Filed under: SUV, 試乗記, フォルクスワーゲン, オフロード, ニューモデル, ドイツ
VWに対して超保守的でかつ生真面目なイメージを抱いている方は多いと思う。何を隠そうこの僕も同様で、VWに対しては、華やかさや躍動感といったこととはやや距離を置いた、正統派の匂いを感じている。
ただし、新型ティグアンからは、そんなこれまで抱いてきたイメージとはちょっと異質な、堂々たる存在感を意識したのである。
ボディを眺めてみる。いたずらに掘ったり盛ったり、あるいはうねらせたりしていないから、独特の安心感がある。だが、ボディは前後に70mmも長くなり、幅も広くなった。それでいて低い。
フロントの横桟グリルはビシッとサイドに伸び、鋭い眼光のライトにつながる。これまでのような優しさ一辺倒ではなく、やや攻撃的な顔つきになった。佇まいは世界の大衆車としての平凡なイメージではなく、強い存在感をともない、高級感が漂っていると思えた。
シャシーはVWが先駆けて開発した効率的生産モジュールの「MQB」をはじめてSUVに採用したという。搭載するエンジンは今のところ一種類。直列4気筒直噴1.4リッターターボエンジンだけである。
最高出力は150ps/5000rpm~6000rpm、最大トルクは250Nm/1500rpm~3500rpm。気筒休止システムを採用し、アイドリングストップやブレーキエネルギー回生システムをおごる。環境性能にも抜かりはない。組み合わさせるミッションは、得意の6速DSGだ。
Continue reading 【試乗記】VW ティグワン、世界の大衆車としての平凡なイメージではなく、堂々たる強い存在感を意識した:木下隆之
【試乗記】VW ティグワン、世界の大衆車としての平凡なイメージではなく、堂々たる強い存在感を意識した:木下隆之 originally appeared on Autoblog Japan on Sun, 12 Mar 2017 03:00:00 EDT. Please see our terms for use of feeds.
Permalink | Email this | Comments