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VWは、ラインナップを拡大する新しいプレミアムモデル新型「Arteon」をジュネーブで世界初公開した。VWのデザイン部門を統括するクラウス ビショフは、「Arteonは、伝統的なスポーツカーのデザイン要素、 ファストバックのエレガントなスタイルと広い空間を融合させています。このクルマは、人々の感性と理性に同時に訴えかける、アバンギャルドなビジネスクラスのグランツーリズモです。」と語った。


「Arteon」は、MQBを基本に設計された。フロントとリヤアクスルの間は、2,841mmもの長いホイールベースを確保。全長(4,862mm)のファストバックモデルのフロントとリヤオーバーハングは、短くなっている。カリスマ性を感じさせる「Arteon」のエクステリアデザインの中で、ひときわ重要性が高いのは、まったく新しいデザインになったフロント部分。大きな特徴は、 車両前方と左右フェンダーまで伸びたボンネットと全幅いっぱいに広がるラジエーターグリル。標準装備のLEDヘッドライトとデイタイムランニングライトは、ラジエーターグリルとボンネットに施されたクロームメッキのクロスバーと組み合わされた。

「Arteon」は VW モデルラインナップの中で、「Passat」よりも上に位置づけられる。中国専用車「Phideon」は、「Arteon」よりもひとつ上のモデルとなる。「Arteon」は、ドイツのエムデン工場で生産され、世界の市場でデビューする「Arteon」にとって、理想的な製造拠点といえる。「Arteon」は、6月中旬にドイツ市場で納車が開始され、欧州の一部の国向けの予約注文は、ジュネーブでのワールドプレミア直後から受付を開始する。


「Arteon」は、6つの直噴ターボエンジン(最高出力: 110kW/150PS〜206kW/280PS・全て4気筒)を搭載し、前輪駆動、4輪駆動、デジタルディスプレイ/コントロールを採用し、アクティブインフォディスプレイ(フルデジタル/プログラマブル インストルメント)、ヘッドアップディスプレイ、新しい9.2インチガラススクリーン/ジェスチャーコントロール付きの新しい"Discover Pro" インフォテインメントシステムを装着している。

第2世代に進化したエマージェンシーアシストシステムは、これまで以上に安全に貢献。ドライバーに何かしら健康上の理由による緊急事態が発生し、車両を制御できなくなると、システムの制御範囲内で車速を低下させるだけでなく、後方の交通状況が許すかぎり、車両を低速車線に移動させる機能が追加された。


「Arteon」は、進歩的なコンセプトに基づきながらも魅力的な価格を実現。 高品質なベース仕様に加え、「Elegance」と「R-Line」という2つのグレードを設定。名称は、装備の内容を反映している。 「Elegance」の基本構成は、プレミアムクラスの装備とスタイルに焦点が当てられ一方で、「R-Line」は典型的なフォルクスワーゲンの「R-Line」として基本的な車両構成にスポーティな性格が加わっている。
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VW のラインナップを拡大する新しいプレミアムモデル「Arteon」をジュネーブで世界初公開 originally appeared on Autoblog Japan on Mon, 06 Mar 2017 22:00:00 EST. Please see our terms for use of feeds.
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